12月1日より、科学センターの大規模改修工事(エスコ事業)がスタートしました。
科学センターは開館から約27年が経過し、照明やエアコンをはじめとするあらゆる電気設備が老朽化しておりました。そのため、館内が薄暗くて寂しい印象が強まり、さらにエアコンの故障によって設備の機能がフル活用できない事態にも陥っていました。
今回の改修工事は科学センターの照明を全てLED化し、さらにエアコンもエネルギー効率の高いものに改修します。つまり省エネ効果を増大させることで、中長期的に電気設備のランニングコストを大きく下げることができます。さらに、約10年は民間事業者が改修箇所の保守点検を行うため、建物の管理業務を省力化することにも繋がります。これらの点がエスコ事業の肝といっても過言ではないでしょう。(阿南市内では他に、那賀川図書館や給食センターでも実施されています)
ESCO事業の概要について
阿南市科学センター及び学校給食センターESCO事業公募型プロポーザルの審査結果について | 阿南市 (city.anan.tokushima.jp)
さて、公共施設マネジメントチームでは、これまで多くのチャレンジを民間事業者と一緒に実施してきました。
令和4年度のトライアルサウンディングにおいては、科学センターで主に屋外空間を使ったマルシェ、BMX、子ども食堂、水鉄砲大会、夏祭り、ヨガ、ドッグランなど、様々な試みがありました。催しによっては、数百~千人規模の集客になることもあり、地域の方々からは「最近、科学センター頑張ってるね」というお声も頂戴することも。時には集客面などが課題になることもありましたが、そのたびに次に向けて意見を出し合って創意工夫してきたと記憶しております。
この度の科学センターの大規模改修工事は、これらの前談を経てきたからこそ実現できました。つまり、公共施設マネジメントチームと民間事業者の化学反応によって辿り着いた最大級の成果ではないでしょうか。
一方で、建物の延命を施すことで、これからも末永く市民に愛される施設になるべく精進せねばなりません。開館から約27年の歩みに続く、さらなる発展とチャレンジにご注目ください!
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