ー公共施設マネジメントチーム (科学センター職員) K.I 投稿

令和4年9月24日(土)、この日は三者三様で科学センターの活用がありました。

そのうち二つはトライアルサウンディングとして、
●第16弾「ロケット打ち上げ教室」と、
●第5弾「BMXスクール」
が実施されました。

ロケット打ち上げ教室
(主催: NPO法人べんざいてんのお家)
BMXスクール
(主催: voyage/片岡えいじ)
成人大学講座「大人のための理科学習ー化石を掘り出そうー」

もう一つは、「大人のための理科学習 -化石を掘り出そう-」と題し、市の生涯学習課が主催する成人大学の講座で、科学センターの職員が講師として実施しました。
講座の参加者はお年を召した方々ですが(計40名)、新しい「学び」にチャレンジしようという意欲を持った方々ばかりなのが印象的でした。

この日は秋の涼しい風が吹き、天候にも恵まれ、屋外を活用する BMX スクールにとっては、とても活動しやすい一日だったのではないでしょうか。

BMXスクールは、隔週で月2回ずつ、科学センターの敷地を使って実施されています。毎回、子どもたちがカッコいい自転車にまたがり、片岡えいじさんの丁寧で優しさに満ち溢れたお声が響いています。

スクールの様子を一部拝見していると、子どもたちの自尊心やチャレンジ精神を育むことをとても大切にしていると感じました。

技がうまく決まらなくても、「いいよ、いいよ~。この部分はうまくなってるよ。もう一回やってみよう。」と声をかけられ、子どもたちはやる気を失わずに、笑顔で練習を続けています。
難しい技にチャレンジし続ける子どもたちの姿は、我々大人も見習うべきことがありますね。

 一方、午前中に実施された「ロケット教室打ち上げ教室」は、当館で2回目の開催でした。

このイベントでも子どもたちの自尊心やチャレンジ精神の育成をとても大切にされており、今回も数組の親子連れが参加し、子どもたちは四苦八苦しながらも、頑張ってパラシュート付きのロケットの製作をしました。
過去のインタビュー記事で主催者(べんざいてんのお家)の思いが語られておりますので、是非併せてご覧ください。

子どもたちが約1時間かけ、集中して作ったロケット。
これは固体燃料を装填することで、本物さながら上空に打ち上げることができます。

しかも上空に舞い上がったロケットは、空中で本体からパラシュートが展開され、フワフワと地上に戻ってくる仕組みになっています。
(私も中学生のとき、同じようなロケットを作って飛ばしたことがあり、打ち上げのときは子ども心に大変ワクワクしたのを思い出しました。)

ロケットを安全に打ち上げるには、風の影響も考慮すると、それなりに広い敷地が必要ですが・・・ 科学センターの屋外であれば、安全に飛ばすことができます。

そして11時半過ぎ、皆で屋外に行き、ロケットの発射準備を行いました。ロケットに固体燃料を装填したあと、発射台に設置し、安全確認を行ったのち・・・ いざカウントダウン。
「3・2・1・発射!!」の掛け声とともに、子どもたちは燃料の点火スイッチを押します。

「シュッーー!!!」と大きな音と煙とともに、天高くロケットが舞い上がり、「おおー!」と参加者の歓声が。その後、ロケットは無事パラシュートを展開し、地上へ戻ってくるのですが、このとき子どもも大人も、猛ダッシュして自分のロケットをキャッチしにいく姿がとても微笑ましかったです。

今回、1台のロケットがパラシュートで降りてくるとき、風の影響で科学センターの屋上に着陸してしまいました。
これを踏まえて、次は発射する角度を変え、次はうまくいくかな?という場面がありました。この修正によって、無事にロケットは地上に帰ってくるのですが、この一幕に、主催者の方々は

「うまくいかなかった事からの学び」

ということも大切にされていると感じました。

今回、科学センターという一つの場所で、BMXスクール、ロケット打ち上げ教室、成人大学という三者三様で、施設の活用事例がありました。
一見まったく異なることをしているように見えますが、「チャレンジ精神」という点においては、思いが共通しているように感じました。これを受け、かの発明王トーマス・エジソンのある言葉を思い出しました。彼は様々な発明をする中で以下の言葉を残しています。

「私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」

この言葉は、阿南市公共施設マネジメントチームの活動理念にも通ずるものがあるように思います。子どもたちに負けないよう、我々も未来に向かって「チャレンジ」し続けなければなりませんね!

阿南市科学センターは、四国1番の天体望遠鏡を持ち、理科学習や天文の教育や普及啓発をしている施設です。こちらでは担当職員が一丸となって子どもたちの教育や発見のお手伝いをしています🚀
またトライアル・サウンディング事業では、様々な方のチャレンジを実践につなげていき、事業者の方、ご参加くださる方々、施設管理者と皆が満足できるような公共空間を創るべく取り組んでいます。
3者とも立場は違えど思いは共通しています。

トライアル・サウンディングは12月25日までの取り組みです。皆様のお声をお聞かせいただきたく、本事業のアンケートにご協力をお願いします!このアンケートは今後の公民連携の取組の中で参考にさせていただきます。

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