トライアル・サウンディング事業第7弾として令和4年7月11日から29日までの間実施されていた徳島県立那賀高等学校エシカルクラブによる『服活』が無事終了しました。

今回、『服活』を実施された徳島県立那賀高等学校の伊丹先生にお話をお伺いしました。

-トライアル・サウンディング事業として阿南市役所庁舎2階を借りて3週間の服活展示を実施されましたが、この事業に応募されたきっかけは?

より多くの人に衣料を提供するのが目的で応募しました。
今まで様々なイベントに参加させていただきましたが、学校行事等のタイミングが合わなければ衣料の提供ができません。
長期間の展示と服の譲渡ができたらたくさんの方に利用していただけるのではないかと思い応募させていただきました。

-今回3週間にわたった展示をしてみていかがでしたか?

常時500着近く展示しましたが、実際譲渡できたのが1,152着で、復活(服活)率は70.3%でした。
良い結果を得られたと思っています。

-トライアル・サウンディング事業に再度お申込みいただいたようですが、今後常設展示などで利用していくことは考えられていますか?

常設展示となると、生徒が主体となって活動できるテスト明けの学期末になります。
7月・12月・3月の時期に定期的に展示させていただければありがたいと思います。
ちょうど時期的にも衣替えの時期ですし、定期的に開催されるというのが分かっていれば、服の提供を考えてくださる方も「処分せず、次の服活まで保管しておこうかな」と思っていただけるのではないかと思います。

-定期的な開催は予定がたてやすいので本当にそのとおりですね。
-譲渡する場合は綺麗に洗濯して袋に入れて持ってくれば良いですか?

はい。その状態でいただきたいのがベストです。
良い状態の服をお持ちいただける場合と、やはりシミや色落ちなどがあったりして『エシカル服活』の主旨にあわない服を持参してくださる場合があります。
残念ながら主旨に合わない服は日の目を見ずに廃棄されてしまうのが現状です。服活の活動も数年続けており、今年は服活についても大分浸透してきましたので、こういった事も発信していきたいと思っています。

-まだまだ綺麗だが自分は着なくなった服で、次に手にした人に着てもらえるような服をタンスの肥やしにせずに新しい服活の道を見出すのですね。
-この服活が浸透していけば、そういった衣類を持ってきてくださるようになるかもしれませんね。

人それぞれ価値観も基準も違いますし、持ってきてくださるお気持ちはとても嬉しいんです。
一着でも服活に回せるよう、皆様にご協力いただけると幸いです。
「衣料バンク」として服活がもっと広がっていけるよう今後も地域に根ざし、貢献できるよう活動を充実させていきたいと思います。

-ぜひ阿南市役所庁舎を活用して、この素晴らしい活動を続けていってください。
-ありがとうございました。

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