令和4年8月10日(水)12時15分から、阿南市トライアル・サウンディング第8弾ランチタイムミニコンサートが阿南市役所庁舎1階あなんフォーラムで開催されました。

(写真左から)

ピアノ奏者
 中野千穂(なかのちほ)さん
 アートタイムカンパニュラ代表

ヴァイオリン奏者
 庄司有希(しょうじあき)さん
 私立天理中学校3年生

チェロ奏者
 阿南市役所職員

ミニコンサートで奏でられたピアノ、ヴァイオリン、チェロの音色に癒されました。

この三重奏は、通常、音楽ホールに行かなければ、鑑賞できないですが、まさか市役所で鑑賞できるとは衝撃でした。

たまたまコンサートの時間に来庁された市民の方も運が良かったと思われる方が多いのでしょうか?

また、音楽ホールでの演奏と違い、奏者と観客の壁がなく、観客が手拍子をするなど、野外音楽フェスティバルのような一体感を感じることができました。

ミニコンサート前日
音合わせをされていた中野さんと庄司さんに今回のミニコンサートについてお話をお伺いしました。

ートライアル・サウンディングで市役所庁舎を使ったミニコンサートをしようと思ったきっかけを教えてください。

中野さん:4年前に移住してきて庁舎に入ったとき、この空間を使って音楽で何か奏でることができないかなと思ったのが第1印象でした。
コロナが蔓延してきたため生演奏というのが中々実現できなかったのですが、これだけの空間を音楽で活かせるようなことができないかなとずっと考えていたのが今回ミニコンサートをするきっかけになりました。

ー今回のミニコンサートへの意気込みを教えてください。

中野さん:演奏させていただけることにものすごく感謝しています。阿南にいるときには、庁舎1階の喫茶コーナー前にある電子ピアノでストリートピアノで弾かせていただいているのですけれども、職員の方々から『心の栄養をいただいた』という言葉をいただいてすごく勇気をいただいて、今、コロナでZoomやYoutubeで新しいオンラインシステムで音楽を聴く機会はありますが、生の演奏を皆さんに聴いていただいて、少し悲しい出来事が多い中で心を癒していただいたり阿南の皆さんに『心の栄養』にしていただいて楽しんでいただけたらと思っています。

8/10本番風景
8/9リハーサル風景

庄司さん:こんな大きな吹き抜けがある市役所で弾かせていただく機会をもらえたことが、ここ最近そういった機会がやっぱりコロナもあったりしてなかったので、この建物に見合う演奏ができたら良いと思っています。

ーぜひこの会場の皆さんを盛り上げていただけたら嬉しいです。
ー今回はミニコンサートで庁舎を活用してくださるのですが、他にも庁舎を活用するとしたらどんなのがあると思われますか?

中野さん:そうですね、鹿児島の県庁では確か階段に焼酎の瓶をずらっと並べて鹿児島焼酎のPRをされているんです。庁舎に入った瞬間に『阿南市』を何かアピールできるものがあればよいんじゃないですか。
私の方で考えているのは、休校施設を音楽で活用させてもらえたらなと思っています。体育館とかピアノを置いている舞台とかがあればとか、漠然とではありますが、そのあたりを考えていきたいと思っています。

ー最後に今回のコンサート形式はストリートピアノのように弾いていただくようになりますが、通常のコンサートホールとの違いやストリートならではの良いところは?

庄司さん:コンサートホールでは演者と聴いている側との目線がだいぶ違うので、どうしても壁ができてしまうように思いますし、小さいお子さんとかは飽きてしまったりするかもしれませんが、今回のように同じ場所に立って弾いているとその場の臨場感や一体感とか、コンサートではないような自然な音を生で聞けるというのが良いところだと思います。

8/10ミニコンサート終了後

中野さん:音楽は割と環境を整えていくことが多いんです。電子ピアノの生演奏なので今回の音合わせでも最初なかなか合わなかったりしていましたが、こういった色んな場所で臨機応変に音楽を奏でる体験や、庄司さんがおっしゃったように観客の方と密接な感じで聞いていただけるんじゃないかと思います。
たまたま市役所にきたら生の演奏が聴けて良かったとかそんな気軽に音楽を聴いていただければと思います。
ただ感染対策も考えて、本当は歌も歌ってほしいところなのですが、手拍子だけにさせていただこうと思います。

ー8月11日のミニコンサートでは演者の方も楽しんでいただいて、来庁された方も一緒に楽しんでいってもらえるようなコンサートになればとても素敵だと思います。
インタビューに答えていただきありがとうございました。

ー公共施設マネジメントチーム M.H