2021年4月から地域おこし協力隊に着任し徳島特産品を使った『あなんバーガー』を開発、さらにご自身の事業としてキッチンカー『A KITCHEN』で販売まで手掛けている株式会社ChiMa Sports Promotion Japan 代表取締役柳田主税さんにお話しを伺いました

―阿南市庁舎を使った『ミニハンバーガーを作ろう』というイベントを主催されようと思ったきっかけは？

『育むファーム和』代表の倉内さんの紹介です。ゴールデンウィークにクラフトビールを取り扱っているJouZoさんとのコラボ企画をしている所に来ていただいて、庁舎を借りたイベントがあるのでよかったら一緒にどうですか？と声をかけていただきました。
　当初は、屋外でハンバーガーを販売するだけでしたが、せっかくなら面白くしたいと思い、屋上庭園で苗を植える体験にあわせて子どもを対象にした食育を兼ねた企画をやってみよう！というのが今回の企画の経緯になります。

せっかく庁舎を使えるのであれば、今回４階の屋上庭園で苗を植えましたよね。今度は収穫する時に、その場で収穫した野菜を使って調理する実演があったら臨場感がありますよね。
もともと、漁港にキッチンカーを乗りつけて獲れたばかりの魚介類をその場で調理し、漁師さんおすすめのオリジナルバーガーとして販売するといったエンターテイメント性のあるイベントを求めていました。
今回のトライアル・サウンディング事業では他にも施設がありますので、阿南市庁舎だけでなく色々な施設を有効活用しながら実施できればと考えています。

ー科学センターや中林保育所敷地でも企画を考えられているのですか？

中林保育所では、僕（地域おこし協力隊）の受け入れ団体である阿南YEG(阿南商工会議所青年部)とアジアンフェス・アジアン料理のマーケットを小規模でやってみますか！という話をしています。
保育所の敷地にキッチンカーやテントを立てて、阿南市内に在住している外国人の方を呼んでタイ・ベトナム・中国等、アジア各国の屋台を出してもらう企画、また、料理だけではなく、各国の伝統衣装を着る体験や、ダンスを踊ったり、雑貨を作ったりする体験型の企画を考えています。

ーとても面白そうな企画ですね!!

今、スリランカカレーの料理教室を企画していて、その国の家庭料理の味を使ったバーガーをキッチンカ―で販売してみて、認知度が高まってきたら一般向けの料理教室を開催したいと考えています。その次の仕掛けとしては商店街の居ぬきのレストランを借りて週替わりでベトナムやタイの料理を提供するシェレストランの運営を考えています。おいでになるお客様も『今週は何かな？』と楽しみになりますよね。
最終的には海外へ行く感覚でパスポート発行してその国のスタンプを押していくとか、色んなイベントで出店した際にも出店した国のスタンプを押したりして楽しみを広げていくこともできます。
食を通じた国際交流は、歴史や宗教などから入るとハードルが高くなりますが、身近な料理を通じてだと近づきやすくなると思います。

このエプロンもケニアの友人に作ってもらったケニアのキテンゲという伝統的な生地が模様についています。
食べるだけではなく伝統のあるその国の雑貨を作ったり販売したりできるようなフェスをトライアル・サウンディング事業の一環として企画できればと考えています。