Happy New Year 2017

クリスマスに観望会

科学センターでは12月25日(日)に特別観望会「夜空のイルミネーション・クリスマスに夜空を見上げよう!」というイベントを行いました。クリスマスにまつわる星(ベツレヘムの星)のお話のあと、大型望遠鏡などを使って冬の夜空に輝く天体たちを観察し、約20名のお客様と一緒に、夜空のイルミネーションを楽しむことができました。この日、イベントで観察した天体のリストは以下の通りです:
- 金星
- 火星
- ガーネット・スター(ケフェウス座)
- カシオペヤ座ガンマ星
- カペラ
- ぎょしゃ座の散開星団(M36)
- すばる(M45)
- オリオン大星雲(M42)
ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。
月と金星の接近
2016年も残すところあと一ヶ月を切りました。そんな中、先週 12月3日に夕暮れどき西の空で金星と月が並ぶ様子が見えました。撮影中は雲の通過があり、なかなか良い写真が撮れませんでしたが、この日の定期観望会では18時の回のお客様と月と金星が並ぶ姿を堪能することができました。
ちなみに来月の1月2日にも月と金星の接近があり、今回の接近よりさらに近づいて見えます(角度にして約1.5度。つまり月3個分ほどまで近づく)。今回見逃してしまった方は是非、新年早々ではありますが次回の月と金星のランデブーをお楽しみください。
M1 (かに星雲)
科学センターの 113cm 望遠鏡で撮影した天体写真から、今回はおうし座の M1 こと「かに星雲」についてご紹介します。
現在、かに星雲は超新星爆発を起こしたあとの残骸(超新星残骸; supernova remnant)として知られ、この大爆発は西暦1054年に起こったと考えられています。その当時、中国では「客星」として記録が残っており、最も明るいときでマイナス6等星はあっただろうと言われています。ちなみに日本においても、鎌倉時代の藤原定家 (1162–1241) が書いた「明月記」の中に、伝聞としてこの超新星の記録があります。
超新星爆発が起こってからすでに900年以上が経過していますが、爆発で飛び散ったガスは現在も膨張を続け、さらにその中心には中性子星と呼ばれる天体が存在しています。実はこの天体からX線などの非常に強い電磁波が放出されており、その影響で拡散したガス(水素、酸素、窒素、硫黄など)が発光するため、私たちは現在も星雲として観測することができるのです。
なお天の川銀河で確認された超新星は1604年を最後に観測されていません。大雑把ではありますが、1つの銀河において超新星は100年に1個の割合で出現するだろうと言われています。我々は天の川銀河の全体を見渡すことができないので、100年に1個というのは難しいのかもしれませんが、それでも400年以上も超新星が観測されていないので、天の川銀河内の超新星が見られる日はそう遠くないのかもしれませんね。
M42 (トラペジウム)
科学センターでは資料や教材として 113cm 望遠鏡を使って天体写真を撮影しています。先日、冷却 CCD カメラのテストがてら、冬の代名詞ともいうべきオリオン大星雲 (M42) の撮影を行いました。この星雲では新たな星の形成が活発に行なわれていると考えられており、星雲の中央部分にはトラペジウムという4つの若い星の輝きを見ることができます。なお当センターの夜間観望会で 年内に M42 の観察をご希望の方は、12月中旬以降で20時のコースがオススメです。
おうし座流星群(南群)2016

あまり数は流れない「おうし座流星群」ですが、先日11月6日にウェザーニュースさんが科学センターに来られ、高感度カメラを用いたネット中継を行いました。23時からはじまった中継は科学センター(徳島県)のみならず、福島県や北海道からも同時に映像が深夜1時まで配信されました。
中継中は散在流星も見られましたが、おうし座流星群らしきものもいくつか捉えられていたように思われます。我々科学センターがしかけたカメラには、こいぬ座のプロキオンあたりを流れたおうし座流星群が一枚写っていました。
来月12月13〜14日は3大流星群の一つであるふたご座流星群もありますが、2016年は強烈な月明かりがあるため観察条件は悪いです。
なおウェザーニュースさんの YouTube チャンネルには今回のダイジェスト動画が UP されています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=yUpauXKorlc]



